鳥取県倉吉市_日本最古の菓子_奈良時代の菓子を再現した「唐菓子(からくだもの) 伏兎(ぶと)」

●日本海新聞 2012年07月04日
日本最古の菓子を再現 「唐菓子 伏兎」販売開始http://www.nnn.co.jp/news/120704/20120704008.html
 古事記編さん1300年にちなみ、日本最古の菓子といわれる奈良時代の「唐菓子(からくだもの) 伏兎(ぶと)」を鳥取県倉吉市内の菓子店が再現した。和菓子のルーツで、現代版“あんドーナツ”のような味わい。関係者は「県中部の新しい名物に」と意気込んでいる。
 観光誘客を図る「山陰デスティネーション」キャンペーンに絡み、新しい名物菓子をつくろうと、くらよし観光・MICE協会が県菓子工業組合中部会(岡本栄伸会長)に企画を持ち込み、同組合加盟店が古い文献を参考に再現した。
伏兎は、あんを米粉や小麦粉で包んで油で揚げたシンプルな菓子。黒糖やクルミ、雑穀なども使用し、形状を含めて4店舗がそれぞれアレンジを加えている。
 同組合唐菓子研究会部長の鶴本豊樹さん(49)は「砂糖の種類も研究して今の味覚に合う甘さにした。新しい名物菓子で倉吉を盛り上げたい」と話す。
 伏兎は1個150円。同市内の▽ふしみや▽かわしま▽まんばや▽倉吉舎-の4店舗で販売中。