鳥取市内から雄大に見える扇ノ山(おうぎのせん)。
11月14日に初冠雪を観測し、
うっすらと雪化粧した。
11月14日に初冠雪を観測し、
うっすらと雪化粧した。
18日、雨の日曜日。
そうだ、山の秋を見る最後のチャンス!
扇ノ山と雨滝に行こう!と、国府町方面へ出発。
そうだ、山の秋を見る最後のチャンス!
扇ノ山と雨滝に行こう!と、国府町方面へ出発。
殿ダム
まず目指すのは、9月以来の殿ダム。
31号線(雨滝街道)を東に走ると、右側に長い水平直線が現れる。
中国地方最大の高さを誇るロックフィルダムだ。
国内初のカスケード型減勢方式(階段状洪水吐き)、連続サイフォン式取水設備・・・
(写真は9月時のもの)
「平成のピラミッド」とも呼ばれる殿ダム。
放水側とダム湖側とで使っている石が違う。
放水側
ダム湖側
ダム湖の名前は、因幡万葉湖。
エジプトを巡った日々を思い出した。
ギザの三大ピラミッド、サッカラのジェセル王の階段ピラミッド・・・
殿ダムの石積も、
時代とともに変化していくだろう。
時代とともに変化していくだろう。
調査開始は昭和37年1月1日。
付替道路の工事を開始したのは平成12年5月20日。
そして今年、平成24年3月31日に完成した。
予算は約950億円。
鳥取平野は、
千代川の水害と渇水の歴史とともにある。
千代川の水害と渇水の歴史とともにある。
約400年前から17回も水害が発生している。
水資源、発電においても殿ダムの役割は大きい。
●国土交通省 鳥取河川国道事務所 殿ダム管理支所
http://www.cgr.mlit.go.jp/tottori/tono/index.html
●建設グラフ2009年6月号
http://www.jiti.co.jp/graph/page0906/0616t/index.htm
雨滝へ向かう。
雨滝
道路は、標高約500m地点で行き止まり。
手前の駐車場に車を駐め、階段を下りるとすぐに布引の滝。
布引の滝
豊富な水と緑の谷。
木々の向こうに雨滝も小さく見える。
橋を渡る。
どんどん迫り来る雨滝。
しばらく歩くと桂の老木。
雨滝はもう目の前。
不動明王
岩場を登り滝壺へ。
傘を差したが、飛沫は下からも舞い、全身ビショビショになった。
鳥取県最大の飛瀑(ひばく)は圧巻!
雨というより嵐!
柱状節理の玄武岩の岩肌が迫力を増す。
滝の水は、
雨滝川~袋川~千代川~日本海へと流れていく。
雨滝川~袋川~千代川~日本海へと流れていく。
筥滝(はこだき)へ向かう山道は現在閉鎖中。
駐車場に戻り、最近新設されたばかりの建物で弁当を広げた。
筥滝の遠望も満喫できる心地よいスペースを独占。
筥滝
周辺にあるという48の滝の一部も手作りで説明している。
<中国地方の「日本の滝百選」>
・鳥取県鳥取市国府町 雨滝
・鳥取県琴浦町 大山滝
・岡山県真庭市 神庭の滝
・島根県隠岐の島町 壇鏡の滝
・島根県雲南市 龍頭八重滝
・広島県三次市 常清滝
・山口県岩国市 寂地峡五竜の滝
この辺りには、まだ雪はない。
扇ノ山(おうぎのせん)へ。
河合谷高原・扇ノ山
扇ノ山は標高1,309.9m。
鳥取県、兵庫県、岡山県にまたがる氷ノ山後山那岐山国定公園内にあり、
鳥取市、八頭町、若桜町と兵庫県の境にある山。
河合谷高原は、扇ノ山の山麓にあり牛の放牧なども行われる標高700~1,000m前後の溶岩流台地。
上り始めるとチラホラ残雪が見え始める。
車から降りて、触ってみる。10cm前後の雪道に車が通った2本の痕。
同じ痕を進まないとノーマルタイヤでは滑る。
時々フラつきながら標高約1,050m地点へ。
広大に開けた大地
寒い!!!
鳥取市街や湖山池、日本海も見渡せる。
もうこの先は諦めて引き返す。
幸運にも対向車には出会わずに下山。
岩美町・たきさん温泉
岩美町で冷えた体を「たきさん温泉」で温めた。
湯船が小さく5~6人で足が伸ばせなくなること以外は、
大満足の温泉だった。
入浴料は200円、マッサージ機が無料、地元の野菜も売っている。
地元のお年寄りたちが集まり憩う場のようだ。
秋と冬の両方を楽しんだ6時間であった。
●鳥取県観光情報
国府エリア
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?menuid=1254
日本の滝百選・雨滝
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?itemid=1127
河合谷高原
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?menuid=2366
たきさん温泉
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?menuid=1925