青松葉 人情旅
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珍しい青い松葉ガニが、境港で水揚げされた。松江市の鮮魚店が購入し、島根県水産技術センターを経て、とっとり賀露かにっこ館(鳥取市賀露町西3丁目)に引き取られた。早ければ来週にも、展示される予定だ。
カニを購入したのは、松江市の松浦鮮魚店。10日に市場から持ち帰って箱を開けると、何十匹も入ったカニの中に青いものを見つけたという。専務の松浦一さん(48)は、「青いカニを買ったのは初めて。珍しいのがおるわと驚いた」。何かの役に立てばと、同センターに無償で提供した。
カニには、田後漁協(岩美町)の「長福丸」と記されたタグが付いていた。それを見た同センターの専門研究員、清川智之さん(48)が、かにっこ館に提供を打診。同館が「ぜひ」と応じ、14日に移された。
同館によると、青いカニは、甲幅が11センチ、重さ550グラム。赤い色素が少ないため、青く見えるとみられる。同館では、過去に2度、青いカニを展示したことがある。カニは長旅を終えても元気。渡辺秀洋副主幹(42)は、「少しでも長生きしてもらうよう大切に飼育して、多くの方に見てもらいたい」と話した。(村井七緒子)
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