鹿野わったいな祭
10月28日、時々強い雨が降る中、「鹿野わったいな祭」で賑わう城下町を散策。
●鹿野わったいな祭実行委員会事務局
http://www.shikano.org/tanoshimu-blog/2010/03/post-5.html
屋台で軽く食事を済ませ、炎の祭典を行っているという話から三徳山三佛寺へ移動。
雨が止んだ。三朝川の渓谷では紅葉が始まっている。
山岳仏教の霊場として栄えていた三徳山への最初の石段。
三徳山(標高約900メートル)、古くは美徳山。
開山は慶雲3年(706年)、修行者の役行者が蓮の花びらを「神仏にゆかりのある所へ落としてください。」と空に投げた所、石鎚山(愛媛)、吉野山(奈良)と三徳山に舞い降り、
この三山を修験道の行場として開いたことが始まりといわれている。
全山が国の名勝・史跡指定。
麓には三院(輪光、正善、皆城)がある。
正善院の本堂は、2012年3月9日の火災で全焼している。
平安時代後期の作と推定されていた蔵王権現立像も焼失。残念。
まずは、中国四十九薬師霊場・皆成院に参拝。
静まり返った石段を上ると、老杉が茂る境内に、火の音と煙と人々。
10月最終日曜日の行事「秋会式(炎の祭典)」だ。
しばし、神事に吸い込まれる。
下山後に、願いが叶うようにと終わった火渡り神事の煙を浴びた。
お地蔵さんがカワイイ。
宝物殿には、蔵王権現立像、木造十一面観音像、鸚鵡文銅鏡、
投入堂の真下に人々が立つ写真などがあった。
撮影は禁止。下は三朝温泉協会のHPから。
平安時代に投入堂に安置されていた7体の「蔵王権現立像(重要文化財)」
鸚鵡文銅鏡(おうむもんどうきょう)
階段を上って、三徳山三佛寺本堂に参拝。
本堂裏にある登山事務所で入山届に記入。
投入堂参拝(本堂入山料を含む志納金):600円
靴裏のチェックは不可。裸足になり、わら草履:500円に履き替える。
リュックは無料で借りた。軍手なども売っている。
「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身につけ、いざ修験道の行場・神と仏の宿る霊山へ。
一番はじめの難関カズラ坂。
急な坂を木の根をつかみながら進む。
次は、文殊堂の下のクサリ坂。
上りはクサリを使わず左を通り、下りはクサリ坂を降りた。
崖の上に永禄10年(1567年)に建造され始めたという文殊堂。
信じられない!お堂を一周廻りしている人がいる。
欄干のない1m幅ほどの木の廊下。すれ違う時はどうするのだろう?
歩いている間に強風、地震、木が壊れるのではないかと・・・
せっかく来たのだからと、勇気を出して四つんばいで挑戦した。
数メートルほどで後ずさり。高所恐怖症を実感。
下を見ることもできない。投入堂方向。
しばらくすると、地蔵堂。
外に傾いた廊下だ。見ているだけで眩暈がする。
文殊堂と同じく内部は閉じていて見ることができない。
地蔵堂の先に鐘楼堂がある。
2トンもの鐘を誰がどうやってここまで?
馬の背、牛の背と呼ばれる細い岩の上を歩く。
ほとんど登りつめたと思われる岩の窪みに納経堂。
小さいが、国指定の重要文化財で修行僧の写経が納められているという。
岩窟の中に立つ観音堂が見えた。
江戸時代に鳥取藩主池田光仲が再建した鳥取県指定の重要文化財。
蟻や蜂などの虫による穴がいっぱい。
観音堂を右から暗い岩の中を回ると小さな元結掛堂。
岩壁を過ぎると目前に奇跡の風景が出現する。
断崖絶壁の窪みに国宝・投入堂(三佛寺奥の院)。
建立法は今も謎。
標高約520メートルの絶景。
不思議な名前の愛染堂は、投入堂の東側に付設している。
手前には江戸時代後期の小さな不動堂。
投入堂・愛染堂は、平安時代後期の建立とされる。
1915年(大正4年)に西北隅の柱と南側の柱が取り替えられ、
2006年には屋根の葺き替えなどの修理が行われた。
調査で、柱などの主要構造部材は朱、壁は白で彩色されていたことも判明したという。
2007年11月14日には、1日限り3人のみの拝観が認められたらしい。
鳥取県唯一の国宝建造物。県内で見ることのできる唯一の国宝でもある。
県の国宝は3つ。
<その他の鳥取県の国宝>
・伯耆一ノ宮経塚出土品(東伯郡湯梨浜町宮内・倭文神社)東京国立博物館所蔵
・絹本著色普賢菩薩像(八頭郡智頭町・豊乗寺)東京国立博物館所蔵
帰ってから知ったのだが、
「日本一危険な国宝」「日本一危ない国宝鑑賞」だとか。
毎年のように滑落死があり、怪我人は後を絶たないので、1人での入山は出来ない。
●三徳山三佛寺
http://www.mitokusan.jp/
●鳥取市
三徳山三佛寺・投入堂
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?itemid=1471
●三朝温泉観光協会
三徳山投入堂
http://www.misasa-navi.jp/275/
●wikipedia
三仏寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BB%8F%E5%AF%BA
ここまで来たついでに、三朝温泉まで遠出。
もうすぐ夕方。
川沿いにも露天風呂があったが、今日は偶然見つけた露天風呂に決めた。
キュリー広場から湧き出る源泉かけ流しの露天風呂は、誰でも100円で利用できる。
湯に浸かるだけで、石鹸やシャンプーなどは使用できない。
地元の人たちが野菜の話で盛り上がっていた。
ピーマンの調理法、白菜に今年は青虫が多いなどなど。
自分は、山登りで痛くなり始めた足を必死に揉んだ。
●国民宿舎ブランナールみささ
http://www.blancart.jp/spa/
10月28日、時々強い雨が降る中、「鹿野わったいな祭」で賑わう城下町を散策。
・わったい
・わったいな
・わったいなや(まったいなや)
スゴイ!と驚いたり感動した時に使う鳥取県東部(因幡)の方言。
鹿野の町並みや自然、人々もが懐かしさに似た感情を呼び覚ましホッとする。・わったいな
・わったいなや(まったいなや)
スゴイ!と驚いたり感動した時に使う鳥取県東部(因幡)の方言。
●鹿野わったいな祭実行委員会事務局
http://www.shikano.org/tanoshimu-blog/2010/03/post-5.html
屋台で軽く食事を済ませ、炎の祭典を行っているという話から三徳山三佛寺へ移動。
三徳山三佛寺
雨が止んだ。三朝川の渓谷では紅葉が始まっている。
山岳仏教の霊場として栄えていた三徳山への最初の石段。
三徳山(標高約900メートル)、古くは美徳山。
開山は慶雲3年(706年)、修行者の役行者が蓮の花びらを「神仏にゆかりのある所へ落としてください。」と空に投げた所、石鎚山(愛媛)、吉野山(奈良)と三徳山に舞い降り、
この三山を修験道の行場として開いたことが始まりといわれている。
全山が国の名勝・史跡指定。
麓には三院(輪光、正善、皆城)がある。
正善院の本堂は、2012年3月9日の火災で全焼している。
平安時代後期の作と推定されていた蔵王権現立像も焼失。残念。
まずは、中国四十九薬師霊場・皆成院に参拝。
静まり返った石段を上ると、老杉が茂る境内に、火の音と煙と人々。
10月最終日曜日の行事「秋会式(炎の祭典)」だ。
しばし、神事に吸い込まれる。
下山後に、願いが叶うようにと終わった火渡り神事の煙を浴びた。
お地蔵さんがカワイイ。
宝物殿には、蔵王権現立像、木造十一面観音像、鸚鵡文銅鏡、
投入堂の真下に人々が立つ写真などがあった。
撮影は禁止。下は三朝温泉協会のHPから。
平安時代に投入堂に安置されていた7体の「蔵王権現立像(重要文化財)」
鸚鵡文銅鏡(おうむもんどうきょう)
階段を上って、三徳山三佛寺本堂に参拝。
参拝登山
本堂裏にある登山事務所で入山届に記入。
投入堂参拝(本堂入山料を含む志納金):600円
靴裏のチェックは不可。裸足になり、わら草履:500円に履き替える。
リュックは無料で借りた。軍手なども売っている。
「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身につけ、いざ修験道の行場・神と仏の宿る霊山へ。
一番はじめの難関カズラ坂。
急な坂を木の根をつかみながら進む。
次は、文殊堂の下のクサリ坂。
上りはクサリを使わず左を通り、下りはクサリ坂を降りた。
崖の上に永禄10年(1567年)に建造され始めたという文殊堂。
信じられない!お堂を一周廻りしている人がいる。
欄干のない1m幅ほどの木の廊下。すれ違う時はどうするのだろう?
歩いている間に強風、地震、木が壊れるのではないかと・・・
せっかく来たのだからと、勇気を出して四つんばいで挑戦した。
数メートルほどで後ずさり。高所恐怖症を実感。
下を見ることもできない。投入堂方向。
しばらくすると、地蔵堂。
外に傾いた廊下だ。見ているだけで眩暈がする。
文殊堂と同じく内部は閉じていて見ることができない。
地蔵堂の先に鐘楼堂がある。
2トンもの鐘を誰がどうやってここまで?
馬の背、牛の背と呼ばれる細い岩の上を歩く。
ほとんど登りつめたと思われる岩の窪みに納経堂。
小さいが、国指定の重要文化財で修行僧の写経が納められているという。
岩窟の中に立つ観音堂が見えた。
江戸時代に鳥取藩主池田光仲が再建した鳥取県指定の重要文化財。
蟻や蜂などの虫による穴がいっぱい。
観音堂を右から暗い岩の中を回ると小さな元結掛堂。
岩壁を過ぎると目前に奇跡の風景が出現する。
投入堂/愛染堂
断崖絶壁の窪みに国宝・投入堂(三佛寺奥の院)。
建立法は今も謎。
標高約520メートルの絶景。
不思議な名前の愛染堂は、投入堂の東側に付設している。
手前には江戸時代後期の小さな不動堂。
投入堂・愛染堂は、平安時代後期の建立とされる。
1915年(大正4年)に西北隅の柱と南側の柱が取り替えられ、
2006年には屋根の葺き替えなどの修理が行われた。
調査で、柱などの主要構造部材は朱、壁は白で彩色されていたことも判明したという。
2007年11月14日には、1日限り3人のみの拝観が認められたらしい。
鳥取県唯一の国宝建造物。県内で見ることのできる唯一の国宝でもある。
県の国宝は3つ。
<その他の鳥取県の国宝>
・伯耆一ノ宮経塚出土品(東伯郡湯梨浜町宮内・倭文神社)東京国立博物館所蔵
・絹本著色普賢菩薩像(八頭郡智頭町・豊乗寺)東京国立博物館所蔵
帰ってから知ったのだが、
「日本一危険な国宝」「日本一危ない国宝鑑賞」だとか。
毎年のように滑落死があり、怪我人は後を絶たないので、1人での入山は出来ない。
三つの徳・「福徳(幸福)」「智徳(智恵)」「寿徳(寿命)」を
得ることはできただろうか。
●三徳山三佛寺
http://www.mitokusan.jp/
●鳥取市
三徳山三佛寺・投入堂
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?itemid=1471
●三朝温泉観光協会
三徳山投入堂
http://www.misasa-navi.jp/275/
●wikipedia
三仏寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E4%BB%8F%E5%AF%BA
<ブログ内リンク>
三徳山・投入堂遥拝所2012年7月8日
三徳山・投入堂遥拝所2012年7月8日
ここまで来たついでに、三朝温泉まで遠出。
三朝温泉
もうすぐ夕方。
川沿いにも露天風呂があったが、今日は偶然見つけた露天風呂に決めた。
キュリー広場から湧き出る源泉かけ流しの露天風呂は、誰でも100円で利用できる。
湯に浸かるだけで、石鹸やシャンプーなどは使用できない。
地元の人たちが野菜の話で盛り上がっていた。
ピーマンの調理法、白菜に今年は青虫が多いなどなど。
自分は、山登りで痛くなり始めた足を必死に揉んだ。
●国民宿舎ブランナールみささ
http://www.blancart.jp/spa/
三朝から鳥取市へ戻るともう真っ暗。
今日は3に縁がある日だった。
三徳山・三佛寺・三朝。
投入堂は、鳥取県の三つの国宝のうちの一つ。
三徳山・三佛寺・三朝。
投入堂は、鳥取県の三つの国宝のうちの一つ。
身体を動かした快適な疲れは、猛烈な眠気に変わった。
貴重な一日であった。
感謝感激雨霰!
貴重な一日であった。
感謝感激雨霰!