幕末の鳥取藩史・自主制作映画・維新の魁_第4話・佐幕派の藩の重鎮、黒部権之介と勤王派の堀庄次郎・京都の本圀寺_元県立図書館長、森本良和さん

●産経ニュース 2012.10.21
幕末の鳥取藩題材 市民ら自主制作映画 「維新の魁」ロケ始まる
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121021/ttr12102102060000-n1.htm
 幕末の鳥取藩史を描く市民らの自主制作映画のロケが始まり、1作目の最も重要なシーンが20日、国指定名勝の庭園で知られる鳥取市の古刹(こさつ)、観音院で撮影された。役者からスタッフまですべて市民らの手作りで10~20分の短編を10話制作し、通して見れば2時間半ほどの大作になる予定。スタッフらは、年内にも1作目を完成させたいとしている。
 撮影が始まったのは、全編完成時の第4話で、佐幕派の藩の重鎮、黒部権之介と勤王派の堀庄次郎が、藩政の行方をめぐって京都の本圀寺で激論を繰り広げたエピソードの場面。堀は、水戸藩主だった徳川斉昭の5男で父譲りの尊王攘夷論を唱えていた藩主、池田慶徳の意をくんでいたとされるが、議論は決裂し黒部らは後日、勤王派に襲撃されて命を落としている。
 「維新の魁(さきがけ)」と名づけられたこの映画は、同市の元県立図書館長、森本良和さん(55)の呼び掛けに協力者が結集。
 難航していたキャスティングは、今回撮影分に登場する黒部役に酒類販売会社「林兼太郎商店」の林憲二社長(59)、堀役にNHKアナウンサーの田中逸人さん(32)が決まり、撮影に臨んでいる。

完成が楽しみ!