兵庫県豊岡市出石町・名物・受験_合格を祈願した縁起の良い天神そば_学問の神・菅原道真を祭る天神社_絵馬・お札・箸置・五角形・888円_正覚田中屋・そば藤・たくみや・みくら_皿そば・出石無の会(田中藤一郎代表)

●日本海新聞2012年10月11日
合格祈願の「天神そば」 出石、25日から売り出し
http://www.nnn.co.jp/news/121011/20121011013.html
 受験シーズンを控え、兵庫県豊岡市出石町の皿そば店主らでつくる町おこしグループは、合格を祈願した「天神そば」を25日から売り出す。験担ぎの薬味6種類で味わい、学業成就の絵馬が付いてくる。町内4店舗で取り扱い、新たな出石名物としてアピールする。

合格を祈願した縁起の良い「天神そば」と土産用のパック=10日、豊岡市出石町魚屋のたくみや
 企画したのは、出石皿そばの店主や製造卸売業者ら7人でつくる「出石無(む)の会」(田中藤一郎代表)。同町出身で東京大学初代総理を務めた加藤弘之(1836-1916)が学んだ出石藩校(弘道館)跡地に、学問の神・菅原道真を祭る出石天神社が建っていることに着目。「天神様」の名前を冠した合格祈願のそばを売り出すことにした。
 薬味は、かつお節=受験に勝つ▽ヤマイモ=粘り強く頑張る▽揚げ玉=やる気を上げる▽のり=乗りに乗る-など。そばとつゆは通常の皿そばと同じで、温かいかけそばと冷たいぶっかけそばがある。
 注文客には、同神社で合格祈願した絵馬とお札のミニシールを進呈。食べる際に使う箸と出石焼きの箸置きも「合格」の語呂合わせで五角形にこだわった。
 値段は末広がりの「八」にちなみ888円。「正覚田中屋」「そば藤」「たくみや」「みくら」で提供。土産用(4人前)のそばとつゆのセットも同価格で販売する。
 田中代表(45)は「賛同するそば屋があれば参加してほしい。幅広くPRして多くのお客さんに来てもらいたい」と期待を寄せている。