岡山県が約850万円で高性能の放射性物質測定器を導入

●毎日新聞 2012年09月04日
放射性物質測定器:県が新導入 来月の基準変更で /岡山
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120904ddlk33010541000c.html
 県は牛肉の放射性セシウムの基準が10月に変更されることから、県内の肥育農家などから出荷された牛を枝肉に加工する県営食肉地方卸売市場(中区桜橋)に高性能の放射性物質測定器を導入した。3日、稼働を始めた。購入費は約850万円。
 これまでの簡易測定器は検体の放射線量を自然界の量と比較する方法だったが、新しい測定器は直接検体を測定する。1回の測定で50検体まで調べることができる。新基準の重さ1キロ当たり100ベクレル(現基準同500ベクレル)に対して10ベクレル以下まで測定できる。
 県は検査結果が50ベクレル以上ならば県環境保健センターのゲルマニウム半導体検出器でさらに検査した上で、安全を確認して市場に出す。新基準を上回った場合は、廃棄する。測定結果は県のホームページで公開する。
 県のこれまでの検査で肉牛からセシウムは検出されていない。