鳥取県鳥取市・日本きのこセンター菌蕈研究所_シイタケ菌違法コピー防止へ_DNA鑑定

●毎日新聞 2012年08月27日
シイタケ菌:転売増加、日本産逆輸入も 違法コピー防止へDNA鑑定−−鳥取の研究所
http://mainichi.jp/area/news/20120827ddf041020006000c.html
 一般植物の「苗」に当たるシイタケの「種菌」が違法コピーされ転売されたと見られるケースが増えている。日本で開発したシイタケの品種が外国から無断で“逆輸入”されている可能性もあるという。こうした事態にストップをかけるため、「日本きのこセンター菌蕈(きんじん)研究所」(鳥取市)はシイタケの品種の同一性を調べるDNA型鑑定サービスを始めた。
 シイタケには、「成長が速い」「暑さに強い」などさまざまな特徴を持つ品種があり、こうした種菌を開発した企業や個人は農林水産省に登録すれば、25年間独占的に販売できる「育成者権」を得られる。登録品種は既に約180種あるという。
 問題となっているのは、購入した種菌を培養し、無断でコピーするケース。種菌に詳しい複数の関係者によると、市場に出回っているシイタケには、外観から無断コピーと推察されるものが増えているという。関係者らは「近隣国からの輸入ものは8割以上が無断コピーの可能性」と話す。

日本きのこセンター菌蕈研究所
http://www.kinokonet.com/kenkyu/kenkyu.htm
菌蕈研究所は、文部科学大臣・農林水産大臣共管の、きのこ関係ではわが国唯一の学術研究機関です。
 菌類の分類、生態、遺伝、生理の基礎研究から優良品種の開発、栽培、経営、流通に関する応用研究に至るまで幅広く取り組んでいます。
鳥取県鳥取市古郡家211番地
Tel 0857-51-8111(代)