岡山県真庭市・蒜山高原_寒締めで甘みを引き出した「こだわり大根」出荷

●山陽新聞 2012年10月24日
蒜山でこだわり大根出荷始まる 糖度高く品質は上々http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012102422043278/
 寒さや霜にさらす「寒締め」で甘みを引き出した「こだわり大根」の出荷が24日、岡山県内一の大根産地・真庭市の蒜山高原で始まった。糖度も高く品質は上々で、11月末まで岡山市の市場を中心に昨年より約3割多い約200トンの出荷を見込む。

朝早くからこだわり大根を収穫する農家=真庭市蒜山本茅部

 こだわり大根の生産は2002年からスタートし、現在は12戸が主に肉質の柔らかい品種を約5ヘクタールで有機肥料を使って栽培。通常の大根より糖度は2、3割高く、5度以上になることもある。今年は10月中旬から霜が降り、甘みを増してきた。
 JAまにわ大根部会協議会の浅原祐治部会長の畑約20アール(同市蒜山本茅部)では、この日約1400本を収穫。1本ずつ丁寧に引き抜いた大根をひもで縛ってまとめ、トラックに積み込んだ。「今年は早い時期から霜が降り、甘みも十分で果物のよう。ぜひ味わってほしい」と浅原部会長。
 収穫した大根はJAまにわ大根選果場(同市蒜山上長田)に集荷。水洗いした後、大きさや形で5等級に分けて出荷する。