島根県の隠岐諸島と本土を結ぶ隠岐汽船フェリー_鳥取港(鳥取市)との航路を新設する構想_実現するとすれば2013年夏ごろ

●日本海新聞 2012年10月02日
鳥取港-隠岐間に船便 平井知事、構想前向き
http://www.nnn.co.jp/news/121002/20121002007.html
 島根県の隠岐諸島と本土を結ぶ隠岐汽船のフェリーにより、鳥取港(鳥取市)と隠岐諸島との間の航路を新設する構想に、平井伸治鳥取県知事は1日、実現に向けて島根県側と協議に入る意向を示した。隠岐汽船も、本紙取材に鳥取港-隠岐間の所要時間は3時間半から4時間との見通しを示し「定期船の運航が終わった後の夜間であれば、運航は可能」と前向きな姿勢を見せている。
 同日の県議会一般質問で、自民党の福田俊史議員が、鳥取自動車道の本年度末の全線開通を見越し、近畿地方からの集客を促進しようと鳥取港-隠岐間のフェリー運航を提案。これに対し、平井知事は「鳥取道が全線開通すれば大阪から鳥取まで2時間半。鳥取港から隠岐に出かけるルートは合理的だ」と答えた。定期便でなく、臨時的な運航を念頭に置いた答弁とみられる。
 さらに平井知事は、世界ジオパークネットワークの認定を受けた山陰海岸と、認定を目指す隠岐を結ぶ航路であることから、「『ジオパークオーシャンルート』とでも言うべきルート開発になる」とネーミング。一方で、「臨時的な運航が組めるかどうかなど、何らかの工夫を話し合いの中で考えていかざるを得ない」とも指摘し、隠岐汽船や島根県との協議の中で解決しておくべき課題もあるとの認識を示している。
 隠岐汽船(島根県隠岐の島町、木下典久社長)の若林憲章総務部長は「福田議員と木下社長が面談し、『やってみたらどうか』という話になった。鳥取県との交渉のテーブルに着く用意はある。実現するとすれば来年夏ごろ。午後11時ごろに鳥取港を出発し、明け方に隠岐に到着するルートが考えられる」と話している。

実現して欲しい!