鹿野町・観光・日帰り温泉・お宿夢彦_小林山譲傳寺_亀井茲矩公没後400年記念事業_司馬遼太郎_そば道場・鹿野そば処・夢こみち・ゆめ本陣・しかの心・あすなろ・喫茶アイガー・パン一心庵・鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」

鹿野町は、鷲峰山(じゅうぼうさん・標高921m)など南の山々から北へ広がる城下町の風情が残る町。
古くは因幡と伯耆地方を結ぶ街道として栄え、
江戸時代初頭に、亀井武蔵守茲矩(かめいむさしのかみこれのり)が鹿野城を築き、
(築城時期は室町時代頃までさかのぼるとされる。)
二代目政矩(まさのり)が津和野にお国替えになるまでの間、城下町は整備された。

今回は、鳥の劇場~鹿野城跡公園~しかの心の横の観光駐車場に車を停めた。
まずは、腹ごしらえと、鳥取市鹿野往来交流館「童里夢」でランチ。
当日のメニューは4種類。
鳥取地どりピヨ(登録商標)を使った親子丼、うどん、カレー、とショウガ焼き定食。
その他、有名な食事処は、鹿野そば道場・鹿野おもしろ市場の鹿野そば処・夢こみち・しかの心・鹿野ゆめ本陣・あすなろ・喫茶アイガーなど。

30分ほど歩いた。
約400年経った今でも当時の面影を感じる。
丁字路やL字路、網の目のように流れる水路などは当時のままだという。
町並みは、鳥取県「県民の建物百選」にも指定されている。

作家・司馬遼太郎は「街道をゆく 因幡伯耆の道」で、
「人通りは、ない。通りは水の底のようにしずかで、ときどき京格子の町屋や、白壁に腰板といった苗字帯刀身分の屋敷などが残っている。ぜんたいに、えもいえぬ気品をもった集落なのである。」
と書いた。

本当に静かだ。
大木の銀木犀が数本。金木犀ほど甘くない香りが漂っていた。
今年の春に出来たばかりという「パン一心庵」でパンを買って、散策終了。

日帰り温泉へ車で移動。今日は、お宿夢彦。

不思議な雰囲気の外観


桧の浴槽以外にも天然木を多く使っている。



露天風呂に出るドアまで木製だった。


裏手は川内川の土手。山の手前で行き止まり。


今日は、塩素臭が気になった。

●鹿野温泉 お宿夢彦
http://www.yumehiko.co.jp/
鳥取県鳥取市鹿野町今市8
外来者の入浴はA.M.11:00~P.M. 3:00。
大人840円、小人400円。
タオル、シャンプーなども揃っている。
事前に電話で確認を。

その他の鹿野温泉
<ブログ内リンク>

・国民宿舎 山紫苑

鹿野温泉は、自然環境や泉質に優れていることから国民保養温泉に指定されている。
3ケ所の温泉は全く違った雰囲気。
幹線道路に面している「ホットピア鹿野」は、いつも人が多い。

温泉の後に近場を散策。
鹿野温泉公園の奥に、立派な社を発見。


少林山 譲傳寺(じょうでんじ)
・法城寺(小別所村)→毫王山抱月寺(古仏谷)→少林山譲傳寺(現在の地)
・亀井茲矩の菩提寺
・曹洞宗の因幡最初の道場
・亀井家から寄進された寺宝がある。
・孔雀文様刺繍、花禽獣文様刺繍、雲に双龍文様胆は県保護文化財。
・その他、天狗の爪、虎の爪、金欄袈裟、蟹の甲など。
・本堂裏に近世初頭の面影を残す庭園(鹿野町指定文化財)
・鳥取県指定保護文化財
・明治43年と大正6年に火災、昭和3年に今の本堂が完成。
・山門を入って右側の弁天山には茲矩の実父・湯永綱の供養墓がある。






建物の下をくぐって、裏庭へ。



また、歴史を勉強しなければ・・・

●鳥取市
亀井茲矩(かめい これのり)と譲傳寺(じょうでんじ)
http://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1098774579984/index.html

●鳥取市西部地域文化活用実行委員会
亀井茲矩公没後400年記念事業
http://www.shikano-net.com/kamei/

●鹿野大図鑑
http://www.shikano.net/index.html