熱中症 注意を
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県内全域で酷暑が続いている。鳥取地方気象台によると、県東部では最高気温30度以上の真夏日が20日以上続いているところもあり、熱中症への警戒が必要だ。県によると7月の1カ月で、県内で約160人が熱中症と見られる症状で救急搬送された。
鳥取砂丘では、熱中症や熱くなった砂によるやけど
への注意を呼びかけるプレートが掲示されていた=鳥取市福部町湯山
気象台によると、鳥取、倉吉、米子の観測点すべてで、7月の日最高気温の平均が30度を超えた。高温が続く一つの要因として、降雨の少なさがある。山間の一部を除いて、降雨量が平年を下回っており、鳥取市では7月21日以降、降雨量0ミリの状態が続いている。
県健康政策課は、今シーズンから「熱中症警報」の発令を本格的に始めた。警報を出すのは、気象台が最高気温35度以上の猛暑日になると予想した日。8月2日までで県内全域に15回発令され、7月24日からは10日連続で出されている。警報は、各市町村や県医師会、報道機関などにファクス送信しているほか、県HPにも掲載している。自治体によっては、防災無線を通じて、住民に注意を呼びかけているところもあるという。
同課によると、熱中症は高温に伴う体調不良の総称で、予防には、こまめな水分補給や休憩、塩分の補給が大切だという。担当者は「高齢者は、室内でも熱中症になる人が多い。暑さを感じづらくなっている場合もあるので、風通しを良くしたり、適度にエアコンを利用したりして、熱中症予防を心がけて欲しい」と呼びかける。