異常気象_真夏日・猛暑日_豪雨と干ばつ_グリーンランドで氷床が急速に融解_アメリカの干ばつ前例のないペースで拡大_北半球上空を吹く偏西風の流れが数カ月間、蛇行

30度以上の真夏日、35度以上の猛暑日が続いている。
この先の週間天気予報でも厳しい暑さが続きそうだ。
この暑さのせいかどうか分からないが、先日、鼻血が出た。
頭がボォ~とした日々が続いている。

世界中のどこかで、
豪雨・洪水、干ばつが続いている。

●THE WALL STREET JOURNAL 2012年 7月 26日
グリーンランドで氷床が急速に融解
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_483971
 【ワシントン】グリーンランドのほとんど全ての氷床が7月に入って突然解けだし、科学者は珍しい現象だと驚いている。
 グリーンランドで最も標高が高く気温の低いところであるサミット・ステーションでも融解が見られる。氷床コアの記録では、こうした現象が最後にあったのは1889年で、ほぼ150年に1度の割合で発生している。
グリーンランドの氷の衛星写真。白い部分は解けていない氷(左=7月8日)。ピンクは解けた場所(右=7月12日)。

   米航空宇宙局(NASA)によると、3つの衛星からの観察では、氷床の融解は7月8日に始まり、4日間続いた。厚い氷床の大部分は残っているという。一部の氷は通常、夏の間に解けるが、今回の現象で珍しいのは、融解が突然始まり、しかも広範な範囲で起きたことだ。
 NASAの氷専門の科学者トム・ワグナー氏は24日、「文字通り暖かな空気がグリーンランドの氷床の上を通り、それを解かしたのだ」と話した。NASAによると、融解の面積はこの4日間に氷床全体の40%から97%にまで拡大した。過去30年間の衛星による観測で最も融解が広範だったのは約55%だった。
 ワグナー氏は、グリーンランドの氷のどの程度が解けたのかは分からないが、再び凍結しつつあるようだと語った。
 NASAの主任科学者であるワリード・アブダラティ氏は「以前に、少なくとも長期間にわたって観測されたことのない場所で融解があると誰でも何が起きているんだと思うだろう」とし、これは大きなシグナルであり、「その意味するところは今後何年かかけて解明することになる」と付け加えた。
NASA/Reuters
一角が崩落したピーターマン氷河(16日、NASAの衛星カメラによる撮影)

   時をほぼ同じくして、グリーンランド北部のピーターマン氷河で巨大な一角がはがれた。米国立雪氷データセンター(NSIDC)は、北極海の氷に覆われている部分は記録的な小ささになっていると発表した。
 ワグナー氏ら科学者たちは、
グリーンランドの融解が珍しい自然現象なのか、人間の行為による地球温暖化によって引き起こされたのかははっきりとしないが、グリーンランドの氷床のふちが気候変動のために既に薄くなっていることは分かっている、
としている。
 グリーンランドの夏はこれまでのところひどく暖かい。ジョージア大学の気候学者トマス・モート氏は、これは同島の上空にしばしば高気圧がとどまっているためで、暖かな晴天が氷と雪を解かしていると説明している。同氏らによると、これは米中西部に居座って記録的猛暑と干ばつをもたらしている高気圧とよく似ているという。

●AFP BB News 2012年07月27日
米国の干ばつ、前例のないペースで拡大 専門家
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2891730/9298998
【7月27日 AFP】米国の干ばつ情報を提供しているウェブサイト「US Drought Monitor」は26日、
米国の穀倉地帯の干ばつが前例のないペースで進んでいると警告した。
 同サイトの気候学者ブライアン・フュークス(Brian Fuchs)氏は、米国のトウモロコシと大豆の4分の3を生産する中西部9州で極度の干ばつに見舞われた地域の面積はこの1週間で11.9%から28.9%へとほぼ3倍に拡大したと述べ、「私は干ばつを研究してきたが、今回の干ばつには前例のない点が多い。特にそのスピードは類を見ない」と語った。
 今回は米本土の約3分の2が日照り続きの状況に見舞われている。これはDrought Monitorプロジェクトが始まった1999年以降では最も広い。
 フュークス氏は米国の穀物価格を見ていれば、穀物不足の懸念から値上がりしているのが分かると指摘し、穀物価格上昇の影響は家畜飼料やエタノール生産、そして食料品にも波及するだろうと述べた。

・干ばつと豪雨の米国。
・北京で観測史上最大の豪雨。
・7月11日から14日にかけて記録的な豪雨を観測した九州北部豪雨。
・バングラデシュでは数日間降り続いた雨により、100人以上が死亡、6万人近くが避難。
・インドのアッサム州では大雨により95人が死亡、200万人以上が住む家を失っている。
・イギリスの6月降水量は1910年以降最も多かった。
・ブラジル中部ではここ50年で最悪の水不足。
・アフリカノエチオピアでは水害により農作物が大きな損害。
・オーストラリアは気温の低い冬。
などなど

●日本経済新聞 2012/7/28
偏西風、異例の長期蛇行 世界に異常気象もたらす
今後の予測難しく
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2702E_X20C12A7000000/
 日本の豪雨、米国中西部の猛暑と干ばつ、欧州の冷夏――。世界で相次いでいる異常気象は、北半球上空を吹く偏西風の流れが数カ月間、蛇行したままなのが主因とみられる。これだけ長期間続くのは珍しい。終わったはずの「ラニーニャ」現象の影響がいつまでも残っているのも、異常の長期化に拍車をかけているようだ。今後の予測も難しく、専門家の頭を悩ませている。

地球上に存在する水の量は一定と
教わったような・・・
だとすると、異常ではなく正常?!