鳥取市街地から21号線を東に車で走る。
湖山池を過ぎると景色が一変。民家のない深い山の中に入る。
上光交差点を右折し、182号線を日本海・宝木（ほうぎ）方面へ。
集落と田んぼの向こうに宝喜温泉館の灯りが見え始める。
下駄箱に靴を入れカギをかける。
自販機で入館料を支払い、券と下駄箱のカギを受付に渡す。
脱衣場のロッカーのカギを受け取り、
「沸かさない」「循環させない」「水で埋めない」源泉掛け流しの温泉へ。
予想より広く開放的な空間に、
・源泉を直接取り入れた風呂
・冷泉を使用した水風呂
・角閃石を使用しジェット湯を備えた寝湯
・プール並みの深さと広さの歩行湯
・高さ約３mのうたせ湯
がある。
うたせ湯の湯温が熱過ぎて自分には利用できないことと、
寝湯のジェットが弱いこと以外は、大満足であった。
長く利用したのは寝湯。反対を向くと腰にジェットを当てることもできる。
一番気に入ったのはプールのような歩行湯。スッポンポンでの平泳ぎは心地よかった。
客は５人だけ。どの程度混むかは不明だが、客が多いのは土日の15～17時頃らしい。
有料でマッサージ機や食品を持ち込める休憩室（１人１時間200円）も利用できる。
地元の名産品や野菜も売っている。
●「宝喜温泉館」
http://www.houki-onsen.com/onsen/index.html
鳥取県鳥取市気高町下光元690
TEL.0857-82-6010 FAX.0857-82-6077
営業時間 午前10：30～午後9：30
休館日 毎月1回 第3水曜日(第3水曜日が祝日の場合は翌日)
入館料 大人 420円 / 子供 210円
源泉名 宝喜温泉
泉質 弱アルカリ性単純温泉（低張性－弱アルカリ性－高温泉）
泉温 ４７.０℃
湧出量 ４３０～５００L/min
pH値 ８.３９
溶存物質総計（ガス性のもの除く） ０.６０１g/Kg
宝喜温泉の源泉は、地下1300メートル。
地上に降った雨が、 約8000年～9000年という長い年月をかけて、
地中の様々な 成分を吸収しながらゆっくりと沈んで行き出来たものです。
その太古の湯が一気に湧出したものが宝喜温泉のお湯なのです。
温泉の有効成分は、その多くが空気に触れることでどんどん空中
へ蒸発し失われますが、宝喜温泉は源泉を地下1300メートルから
直接空気に触れることなく汲み上げ、地下の豊富なミネラルと太古
の豊富な湯量、温度等に、こだわった本物の生きた温泉です。
源泉を直接取り入れたそのままの状態で湯船に入れ続けますので
有効な成分を、肌からはもちろん、呼吸によっても体内に取り入れる ことが出来る薬湯温泉です。