日本生態系協会・池谷奉文会長「内部被曝、これがどうしようもないんでございまして、放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」

「福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、
埼玉、東京、神奈川あたり、
あそこにいた方々はこれから極力、
結婚をしない方がいいだろう」

●大槻義彦のページ 2012年9月 6日 (木)
福島、栃木の人、結婚するな、と池谷獣医師
http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/t-830c.html
Tさんから以下の投稿がありました。
(日本生態系協会会長 池谷奉文会長が講演で『福島、栃木の人は結婚するな』と発言)
神奈川県在住で5歳の子供がいますけど、物心付いたときに「結婚は諦めろ」と言わないといけないのですかねー??
政府はこのことについて説明はないですけども

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120830-OYT1T00269.htm
池谷会長は7月9日、佐藤市議ら地方議員約70人が参加した「第12回日本をリードする議員のための政策塾」で講演。市議らの指摘を受け、29日に同協会が発表した講演要旨によると、「内部被曝、これがどうしようもないんでございまして、放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」と発言したとされる。
 佐藤市議は「我が耳を疑った。到底容認できない」と強く批判した。一方、池谷会長は読売新聞の取材に、「放射線に注意した上で結婚や出産してほしいという助言で、間違ったことは言っていない。現段階では訂正することは考えていない」と話している。

大槻からの回答
 いやはや驚きました。福島、栃木の人々の内部被ばく量は自然放射能程度かその数倍ぐらいで、ごく少ない数値とみられています(たとえばさきにとりあげた国会事故報告書)。もちろん原発周辺地区の住民の中にこの数値を超えている人は少数おりますが、それがただちに健康に影響するものではありません。それがなぜ福島、栃木の人は『結婚するな、子供を産むな』というのでしょうか?
 この発言は読売新聞によるものですが調べてみるとこの講演は何と『日本をリードする議員のための政策塾』なるものでの講演でした。例年、80人から100人ほどの地方議員、国会議員などが集まるのです。このようなバカ『会長』の講演を聞きに全国から集まるのですから恐ろしいことです。上にあげられた佐藤市議のような立派な議員さんもおられるのですが、そのほかの議員は一体どう感じているのでしょうか?この程度の『会長』の講演会に全国から集まるのですから、集まった議員たちの程度もおして知るべきです。
 そもそもこの講演の会長、獣医師ですが、『公益財団法人 日本生態系協会』の会長で、これは自分で協会を作って自分で会長になり、自分で講演会を企画(なんらかの年会費を含め有料らしい)、自分で講演するのです。この法人は『学会』ではなく『協会』です。ここに作為的なものを感じます。この会長、このほかにも『公益財団法人日本ナショナル トラスト協会会長』におさまっていますがこれも獣医とはほとんど関係ないようです。また、各省、あるいは地方自治体の、よくわけの分からない審議会等の委員にも任命されています。『自然再生専門家会議委員』『国土審議会特別委員』『社会資本技術開発会議委員』等々。さらに『講演歴』を見てみると環境省、国土交通省、農水省、文部科学省、各地の地方自治体、それになんと全国の大学にまで及んでいます。
 それはそうと、この会長、これまで放射能、放射能被ばく、放射能内部被ばくの研究や生態系への影響の研究などまったくやっていないのです。獣医ですから放射能と犬猫の被ばくでもやったことがあるのか?このような、放射能や放射能被ばくにまったく無知の『会長』が『日本をリードする議員』に向かって福島、栃木の人は放射能内部被ばくがあるから結婚、出産をしないほうがいいというのですからあきれた話です。これはもしかしたら、『福島、栃木の犬猫は結婚するな』ということなのかもしれません(笑?)

●福島県は「放射能死灰の町」となった 2012年09月05日
栃木県女性と息子の結婚を反対している母親:放射能被害を懸念http://blog.goo.ne.jp/fukushine777/e/5cc79630f0097d5d52d5942b3f40132e
 私の友人が話していました。
「親戚の中で、息子が栃木県の女性を連れてきて結婚したいと言われて困惑している母親がいるの」
 理由を聞けば、やはり放射能汚染による健康被害が理由らしいです。奇形児が生まれる可能性など、かなりナーバスになっていて、両親そろって反対しているとのこと。性格や態度など、気に入らないこともあるのでしょうけれど・・・。

 他人が栃木県に残っていても、自己責任、とは思うけれど、息子の結婚相手となると他人事ではいられないのでしょう。子供がもし奇形児だった場合、どれだけ苦労するか。
 そういうことを考えていない無責任な人が福島県やその周辺に居残っているのです。

 難しい問題ですが、将来や生まれてくる子供に対して無責任な女性とは結婚して欲しくないというのが当たり前の親の考えでしょうね。子供に障害があったり奇形児だったりする時の苦労を真面目に考えない人というのは本当に恐ろしく無責任。

 その友人も、自分の子供のことでなくてホッとしていると言ってました。
 やはり、福島県やその周辺の県の人とは、結婚しない方がいいでしょうね。女性は不妊率が高くなったり奇形児が生まれる可能性、ダウン症や死産になる可能性が上がっているでしょうから。チェルノブイリがまさにそうでした。福島は違うと反論する人もいますが、何が違うのでしょうか。体の鍛え方でも違うのでしょうか。その反論に科学的根拠のある人は一人もいません。

 もちろん、個人の自己責任ですけどね。個人の考えは自由。

あなたなら、どうする?!