methane hydrateメタンハイドレート(燃える氷)メタン水和物_世界有数の埋蔵量_兵庫県沖の日本海_香住沖_独立総合研究所・青山繁晴社長・青山千春博士_竹島・隠岐島(島根県)_尖閣諸島(沖縄県)_北方領土_地震のトリガー

2012年10月30日
●中国新聞  2012年10月30日
メタンハイドレート発見 日本近海広域に存在か
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210300071.html
 次世代のエネルギー源として注目される「メタンハイドレート」が日本近海の広い範囲で、海底下数メートルの浅い場所に存在する可能性があることが新たに分かったと、北見工大と明治大などのチームが29日発表した。オホーツク海や日本海で発見し、回収にも成功。メタンハイドレートの資源化を前進させることも期待される。
 これまでも太平洋を中心に深い場所で見つかっていたが、極めて浅い場所で見つかったことで、比較的容易に採掘でき、経済的にも優位になる可能性があるという。
 チームが発見したのは、北海道網走市沖のオホーツク海、秋田、山形、新潟、各県沖合の日本海の海底。いずれも沖合30~50キロ程度の場所で、日本の排他的経済水域(EEZ)の範囲内だった。
 直径8センチ、長さ数メートルの金属製の筒を下ろし、海底下に突き刺すことにより、筒の中にメタンハイドレートが入り、採取ができた。
 また島根県の隠岐島近辺でも調査を行い、海底下にガスの通り道が多数あることと、泡となって立ち上るガスを確認した。メタンハイドレートが存在している可能性が高いという。
 全体の埋蔵量は不明だが、チームの松本良まつもと・りょう・明治大特任教授(地質学)は「似たような海底地形であればほかの場所でも見つかるかもしれない」とし、広い範囲に存在する可能性を指摘した。
 メタンハイドレートは天然ガスの主成分メタンと水が結合した固体で、うまく採掘ができれば、輸入に頼る天然ガスに代わる資源として期待されている。深い場所からの採掘では、愛知県・渥美半島沖での海洋産出実験が予定されている。
●The Voice of Russia
日本では多くの専門家らが次世代燃料と目しているメタン水和物の層が発見された。
http://japanese.ruvr.ru/2012_10_29/92817186/
  明治大学、北見工業大学、東京大学の3大学の研究者らが率いる調査グループは29日、日本海およびオホーツク海の海底数メートルのところに、メタン水和物の層があるのを発見した。両方とも日本の排他的経済水域に入っている。
   同グループによれば、「発見されたメタン水和物の完全な採掘が可能であるかどうかはいまのところ分からない」ということだが、どちらにせよ「今回の成果は大きな成功であり、大規模調査における第一歩に過ぎない」としている。


2012年8月17日
尖閣諸島と竹島が騒がしい。
日本近海は、世界有数のメタンハイドレート埋蔵量。
目的はメタンハイドレートか?
歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の北方領土にも。

●「メタンハイドレート」Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88
(一部抜粋)
日本近海の埋蔵域
 2008年現在、日本近海は世界有数のメタンハイドレート埋蔵量を持つとされる。本州、四国、九州といった西日本地方の南側の南海トラフに最大の推定埋蔵域を持ち、北海道周辺と新潟県沖、南西諸島沖にも存在する[3]。また、日本海側には海底表面に純度が高く塊の状態で存在していることが独立総合研究所の調査よりわかっている。日本海の尖閣・竹島を初めとする領土問題は日本海側のメタンハイドレートが目的だとの見方もある。

●神戸新聞 2012/06/12
日本海のメタンハイドレート 県が予備調査を開始
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005129311.shtml
 井戸敏三知事は11日、兵庫県沖の日本海で次世代エネルギー資源と期待される「メタンハイドレート」の予備調査を始めたことを明らかにした。シンクタンクの独立総合研究所(東京・青山繁晴社長)と共同で実施。井戸知事は「資源があるかを確認するための第一歩で、大いに期待したい」と述べた。
 メタンハイドレートは、天然ガスの主成分のメタンが低温高圧の環境で水と結合したシャーベット状の固形物質。「燃える氷」とも呼ばれ、深海底などにある。燃焼時の二酸化炭素の排出量が少なく、次世代エネルギーとして期待が高まっている。
 調査は県の漁業調査船「たじま」を使用。水産資源を調べる航海の一環として、既に1度、香住沖百数十キロの海域で魚群探知機を使って埋蔵場所を探した。
 井戸知事は調査結果について「(埋蔵の)確認はできていないが、海底からあぶくの塊が出ているところがあり、重点的に再調査する」とした。
 一方で、井戸知事は「問題はどれほどの資源があるかだ。技術面も含め課題は多く、まず資源の確認に向けた調査を行っている」とした。今週も調査しており、同研究所を中心に分析を進める予定。(井関 徹)

メタンハイドレートといえば、青山繁晴社長と青山千春博士。

●「青山千春」Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%B1%B1%E5%8D%83%E6%98%A5
青山 千春(あおやま ちはる)は、日本の水産学研究者。水産学博士。株式会社独立総合研究所取締役、自然科学部長。夫は危機管理の専門家で独立総合研究所代表取締役社長兼首席研究員の青山繁晴。
東京水産大学水産学部卒業、同大学にて水産学博士号取得。専門は海洋環境工学、海洋音響学、海底地質学など。
安価で簡便な魚群探知機によるメタンハイドレート調査方法で国際的に特許を取得し、日本海側のメタンハイドレートの賦存状況を調査している。実際に東京大学などとの共同調査では魚群探知機を使用し、ピストンコアでメタンハイドレートの天然結晶採取に成功するなどの成果を挙げている[1]。特に、南海トラフには巨額の予算が投じられて政府主導で行われており日本海側の調査はほとんど行われておらず、東シナ海のメタンハイドレートについては、青山千春の調査データしか存在しない[2]。
東シナ海での調査では中国海軍の妨害を受けており、青山は近年の中国や韓国のメタンハイドレート研究が急速に進展している状況を報告し、日本の資源戦略や領土問題への影響について警告を発している(後述)。

●アナログ親父のブログ 2012年6月27日 (水)
資源探査:青山千春博士
http://anaroguoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-60c2.html
(一部抜粋)
政府機関が太平洋側の海底掘削によるメタンハイドレード調査
    に固執している中、日本海側に露出しているのを発見されました

ー青山博士作成のメタンハイドレート分布図ー
この様な不明朗な環境下、此のたび博士は兵庫県の協力
を得て香住沖でメタンハイドレードの存在を確認されました

(調査海域)


●不二草紙 本日のおススメ 2012.02.15 
メタンハイドレートは救世主か悪魔か
http://fuji-san.txt-nifty.com/osusume/2012/02/post-6053.html
今日、渥美半島沖でメタンハイドレートの採掘試験始まったとのニュースがありました。
 「燃える氷」ことメタンハイドレートは、資源貧国日本にとって救世主となるのではと期待されている物質ですね。

上の地図をご覧いただくと分かるとおり、日本は世界的でも有数のメタンハイドレート産出地です。原発事故のこともあり、エネルギー問題が取り沙汰されている昨今、国内で産出されるこの資源が実用化すれば、これはたしかに喜ばしいことと言えそうです。
 メタンハイドレートの開発は1990年代に本格化し、国の事業としては現在重要な折り返し地点に来ています。今回の採掘試験も成功すればおそらく世界初となる画期的なものとなるでしょう。
 この試験は当初の計画どおりに行われるもので、震災や原発事故、あるいはそれに伴う原発利権や石油利権の弱体化によるものではありません。
 もちろん、世の中でまことしやかにささやかれている、ちきゅうによる「人工地震説」、「核爆発説」、「メタンハイドレート爆発説」などとは関係ありません。私は、そういう自然を馬鹿にした(つまり人間の力や科学の力を過信した)陰謀説などには与しません(苦笑)。


しかし、地震とメタンハイドレートが関係ないかということ、そんなことはありませんね。上の地図は世界の震源地図です。メタンハイドレート埋蔵地図とずいぶん似ています。それは当然です。
  メタンハイドレートが生まれて保存される環境と、地震が発生する環境には共通点があるからです。
 地球の運動の力がかかるところには、恵みと災いの両方が存在するのです。
富士山に住んでいると本当にそう思います。


今回採掘が行われる渥美半島沖、すなわち東部南海トラフもまた、思いっきり東海・東南海地震の予測震源域ですよね。南海トラフ全体で考えると、いわゆる東海・東南海・南海三連動巨大地震の震源域そのままです。
 そんなところで採掘をやって大丈夫なのでしょうか。こういう心配は当然あっていいものと思われます。
 それは杞憂だと専門家(国)は言いますね。穴を開けると言っても地球規模からすれば針の穴のようなものだと。
 しかし、東部南海トラフにおけるメタンハイドレートの埋蔵量は、天然ガス「たった14年分」とはいえ、体積にすれば1兆立方メートルを超えます。穴は小さくとも、抜かれるガスの体積がそれだけになれば、これはなんらかの影響があってしかるべきです。100%何もないとは言えませんね。
 現在考えられている抽出法は「減圧法」だそうです。メタンハイドレートは高圧化で安定していますから、その圧力を下げると勝手にわき上がってくるのだとか。
 つまり、
地震の発生源であるアスペリティに対してもなんからの(プラスかマイナスかは分からない)圧力の変化を与えるわけですから、地震のトリガーにならないとは言えません。 もちろん、当該地域での大地震の発生は、将来的には100%避けられないわけですから、その時期を早めることにメリットがあるという考え方もできるわけですし、場合によっては連動を避けるきっかけになるかもしれない。
 しかし、そうして自分たちの都合で自然のサイクルに手を加えることが、はたして人間には許されのかどうか、これは考え方が分かれるところでしょう。私はあまり積極的に賛成できません。
 冷静に考えてみれば、今回試験が行われる東部南海トラフにおけるその埋蔵量は天然ガス「たった」14年分弱であり、その開発期間や開発費用のことを含めると、はたして本当に今必要な資源なのか疑問に思わざるをえません。
日本全体で考えると天然ガス100年分近くの埋蔵量があると言われていますが、しょせん100年分とも言えますし、そこにあるものをまた使いきろうとしているとも言えます。
 その場しのぎの積み重ねに終始するよりも、私たちのエネルギー消費のあり方を考えなおすべき時だとも思いますね。
大変難しいことなのですが。
 はたして、メタンハイドレートは救世主なのか、はたまたある意味原子力よりも怖い悪魔なのか。
私たち人間にはそれを知る術はありません。実際、歴史上の戦争のほとんどは資源エネルギーの取り合いから始まっていますし、エネルギー問題は常に大いなるかけ、ロシアンルーレットなのです。

メタンハイドレートに、新たな不安や危険を感じている。

日本海側に地震が少ないのは
メタンハイドレートのお陰?